シノケンの事業形態

アパートの販売から始めたシノケングループ

現在はシノケングループとして、多くの子会社の運営を行っている企業ですが、創業時はアパート販売を中心とした不動産業者だったそうです。福岡で創業し、現在はその福岡を本社としながら東京にも本社を置き、2本社体制としています。
子会社も多くあり、大きく分類すると、不動産セールス業、不動産サービス業、ゼネコン事業、エネルギー事業、ライフケア事業、海外事業、その他の事業に分けることができるようです。基本としては、不動産業全般といえるのではないでしょうか。
アパートやマンションの販売に関しては、不動産セールス事業を行う子会社が担っています。その管理やメンテナンス用に子会社がありますし、他にも債務保証や不動産ファンド、短期保険といった業務に関しても専門に行う子会社が用意されているのです。
実際にアパートやマンションの建築に関しても、ゼネコン事業を行う専門の子会社があります。そのアパートやマンションにガスや電力を販売するエネルギー事業を行う子会社もあるのです。

ライフケア事業

グループでは、不動産以外にもライフケア事業を行う子会社があり、サービス付き高齢者向け住宅の運営といった業務においては、アパートやマンションの経営とそれほど大きな違いはないかもしれません。しかし、訪問介護や、居宅介護支援、デイサービス、グループホームの運営といったあたりは、完全なライフケア事業を専門としているということになるでしょう。

アパートやマンションの販売とは少しかけはなれたイメージとなるのかもしれませんが、もともとは独立した会社であり、分社化したものではないということです。株式を取得し子会社化しているため、従来の業務とはことなる業務を行っているということでしょう。その子会社が株式会社アップルケア、株式会社フレンドとなっています。

シノケンの子会社

シノケングループのグループ企業には、もともとの業務が分社化したもの、また、株式を取得し子会社化したものの2種類があります。ゼネコン事業を担っている株式会社小川建設は、株式を取得したもので、建築全般の企画から設計、施工、アフターケアやメンテナンスを行っているそうです。

創業30年の親会社に比べて、小川建設は創業が明治42年と、創業からすでに100年以上も経過している老舗の建築業者です。販売から建築、また、ガスや電力と言ったエネルギーの供給、その後の管理からメンテナンスまで、全てがグループ内の企業で行われているのです。

こういったグループ内の仕組みがあるからこそ、あまり費用を掛けずにアパート経営を始めることができ、それがグループの大きな強みとなっているのかもしれません。